カタログからは選べない、二人の人生のブレンド珈琲。
二人の距離を近づけたのは、たった一度のハプニングだった。
出会いは旅行会社のカウンター。写真撮影やブライダル美容の会社を経営する純さんは、社員旅行や出張などで年に数回海外へ行っていた。そこで旅行の手配を担当していたのが、後に純さんと結婚することになる奈保さんだ。
初対面のときから「綺麗な人だな」と好印象を持ちつつも、なかなか行動に移すことができなかった純さん。関係に進展がないまま、3年の月日が流れていった。
そんなある日、いつも完璧に仕事をこなす奈保さんが、社員旅行の手配で大きなミスをしてしまった。緊急事態だったため、「普段はお客さんに教えることのない」携帯番号を純さんに伝え、電話でのやり取りを夜中まで続けた。なんとか問題は解決したものの、「これだけ大騒ぎになったんだからお返しをしてもらわないと」と、純さんは冗談まじりに奈保さんを食事に誘った。当時の奈保さんから見れば「いつも無理な依頼をしてくる、ちょっと変わったお客さん」。「軽いノリだし、遊んでる人なんだろうな」と思いつつ、迷惑をかけた後ろめたさもあり、半ば強引な食事の誘いに応えることに…。一方で純さんにとっては「念願が叶った」ような大チャンス。はじめは遠慮がちだったが、時間とともに緊張もとけ、共通の趣味である旅行の話で盛り上がった。その一件からメールのやり取りがはじまり、次第にお互いの存在を意識するようになっていった。
二人が交際をはじめてしばらく経った頃、純さんは新たな事業展開としてカフェのオープン計画を進めていた。ちょうど同じ時期に、婚約していた奈保さんのお腹に新しい命が宿っていることが発覚。カフェを開く前に、娘の寧々ちゃんが誕生した。家庭でも仕事でもあわただしく奔走する毎日。「経営者としても試されていた時期」と当時を振り返る純さんは、そんな大変な日々を夫婦で乗り越えたことで、改めて「彼女と結婚して本当によかった」と感じることができたという。
カフェのオープンを迎えたあと、二人は改めて結婚式を挙げることにした。いつも突然の提案で奈保さんを驚かせていた純さん。「結婚式は3ヶ月後。しかも、いつの間にか会場も決めていたんですよ」。相変わらずの大胆さに奈保さんは少し呆れながらも、結婚式に向けて二人で準備を進めていった。「出席する方たちや子どもにも喜んでもらいたい」と、披露宴会場に選んだのは東京ディズニーランド。交際中にもよく二人で遊びに行っていたが、純さんにとってはアトラクションよりも「彼女が無邪気に楽しむ姿」が一番の楽しみだったという。
出席者への引き出物には、ありふれたカタログギフトよりも、二人の想いを伝えられる物語珈琲を選んだ。焙煎士との打ち合わせの場で、これまでの思い出を振り返った純さんと奈保さん。懐かしいエピソードや、心に秘めていたこと、そして、これからの家族のこと…。お互いの気持ちを確かめながら、ひとつの物語珈琲を完成させた。
「もらっても家のどこかに片付けられることが多い引き出物。でも、この珈琲は漂う香りや味が人の五感に残る感動的なギフトだと感じました」と純さんは語る。苦みや甘みがブレンドされた珈琲のように、さまざまな味わいのある二人の人生。その歩みが重なって生まれた表情豊かな「寧々ブレンド」は、夫婦の絆と、これから増えていく家族へのあたたかい想いに満ちていた。
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